半月板の断裂には、縦断裂・水平断裂・横断裂があり、断裂が進行するとそれぞれバケツ柄様断裂・弁状断裂・くちばし状断裂の形態を呈していきます。
加齢による断裂の場合、水平断裂が多くみられるとの報告もあります。
アジア系人種に多い【円板状半月板】という形態異常があります。通常の半月板は大腿骨と脛骨の間を三日月の形で存在していますが、円板半月板の場合、中央部まで覆ってしまうほぼ丸い形の厚みのある形状をしています。小児期の半月板損傷でよくみられ、円板半月板が外側半月板損傷の約1/3-1/2を占めると言われています。
半月板には血液が辺縁の1/3にしか届かなく、血行不良の部分の断裂では自然に修復されることは難しいです。