前十字靭帯損傷

ACL損傷

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前十字靭帯損傷とは

前十字靭帯損傷(ACL損傷)は代表的なスポーツ外傷の1つです。

受傷機転としては接触型と非接触型があり、接触型は主にコンタクトスポーツでタックルやスライディングなどの接触プレーにより膝関節に直接外力が加わることで受傷し、非接触型では急激なストップや切り返し、ジャンプの着地などで膝の捻ることが強制されることで受傷します。

非接触型による損傷が多くみられ、女性の受傷が多くみられるのが特徴のスポーツ外傷です。


前十字靭帯損傷は、「Unhappy triad(アンハッピートライアド):不幸の三徴候」と言う、膝の内側側副靭帯・内側半月板・前十字靭帯の3つの別々の組織が連鎖して同時に損傷をすることもあるため、レントゲン・MRIの撮影にて損傷部位をしっかり把握する必要があります。

受傷後の流れ

受傷直後は激痛を伴う事が多く、歩行困難となる事が多く腫れや熱感が強くなってきます。時間の経過とともに痛みも引き、自分で歩くこともできるようになってきますが、膝を安定させている靭帯を損傷しているため不安定感はあり膝崩れを起こすこともみられます。

歩けるからといって、前十字靭帯損傷を放置してしまうと二次合併症を伴いやすく半月板損傷の割合が増大してしまいます。

スポーツ復帰をする場合には前十字靭帯の再建を行う手術が必要であり、術前リハビリ・術後リハビリ・スポーツ復帰に向けたアスレティックリハビリテーションを行っていく必要があります。

受傷後すぐに手術をするのではなく、術前の状態が術後に大きく影響してしまうため、膝関節の可動域や筋力などを改善させるために術前リハビリからしっかり行う事が良いでしょう。

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手術後のリハビリで大切な事

手術は半腱様筋腱を用いるもの、膝蓋腱を用いるもののどちらかが主に行われています。

半腱様筋腱を用いた場合ハムストリングの筋力低下、膝蓋腱を用いた場合は膝前面の痛みが問題となりやすいです。


術後は徐々に膝の曲げる可動域を増やしていきます。それぞれの病院に術後のプロトコールがあります。可動域に関しては焦らず主治医・担当のセラピストのいう事を聞き、時期早々の事を行う事は避けましょう。

膝を伸ばす可動域に関しては早い段階で伸ばしきれることが重要で、伸ばしきることでその後の筋力強化が順調に進む事にもつながります。 膝が伸びきっていない状態であれば、まずは焦らず伸ばすためのリハビリを頑張りましょう。膝を伸ばすための施術はこちらのページをご覧ください。必要なアプローチがなされれば着実に伸びていきます。



ふくらはぎの筋力と前十字靭帯損傷との関係

ふくらはぎ筋力の評価は非常に重要

ふくらはぎの筋肉はかかとを持ち上げつま先立ちを行うために働く筋肉になります。

ACL損傷のみではなく、様々な外傷後にこの筋力が低下し、回復が不十分である例が多いと言われています。

ACL再建術後もふくらはぎの筋肉、中でもヒラメ筋という筋肉の萎縮が起きやすいと言われており、この筋力低下がACL損傷のリスクファクターになっているとも言われています。

術後3カ月程の時期から走る事が許可されていきます。

この時期までにふくらはぎの筋力を改善させておき、ふくらはぎの機能が改善した上でランニングを開始させることが再発防止や、足関節機能の改善による競技レベルの向上にも繋がっていきやすくなります。


足関節の状態が膝周辺筋力改善にも重要?

太ももの筋トレと一緒にやってほしいこと

前十字靭帯損傷後、大腿四頭筋(太もも)の筋力強化を行っていく事は必要で、とても大切な事です。

ただ、そこだけでいいでしょうか? スポーツ復帰に向けてスクワットやランジなどのトレーニングを行っていきます。 その時に頑張ってトレーニングしているのに「なかなか筋力がアップしないな」「左右の太ももの太さの差が減っていかないな」と感じることはありませんか? そんな時は一度足部・足首に目を向けてみてください。先にもお話ししたように、再受傷の危険性からもふくらはぎの筋力が大切になってきます。 足がしっかりしている、きれいな動きができていると、荷重動作が安定し、筋機能の回復につながっていくと臨床体験の中で感じています。そのため、足関節の可動域やアライメントを整えておくことで全体の機能改善にもつながりやすくなります。 これは前十字靭帯損傷だけではなく、様々なケガに共通して言えることです。

スクワットなどのトレーニングに関してはリハビリの中で指導を受けていることが多いと思うので、足関節の安定性に関しては下のリンクからセルフケア動画を見ていただき、実践していただけたらと思います。

スクワットを行うときに膝が内側に入ってしまう代償動作がみられることがあります。 膝とつま先の向きが違う方向を向いてしまうKnee in toe outになってしまっている方はまずは足関節の可動域拡大を目指す必要もあるので、膝が中に入ってしまう方は是非行ってください。

↑こちらをクリックして足関節のセルフケアを↑

地道なトレーニングが復帰への近道

ある程度動くことができるようになってくると、スポーツ復帰へ焦る気持ちが出てくると思います。

焦って必要以上に負荷量を上げてしまう事は避けましょう。

安全にスポーツ復帰するために【今】やれることをしっかり行いましょう。

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