膝に痛みがある場合、多くの方が「変形性膝関節症」と診断を受ける事になります。変形性膝関節症の方は膝の内側に痛みを自覚する事が多くあります。これは歩くときに膝の内側にストレスがかかっているために痛みが出現してしまいます。この膝の内側にかかるストレスは膝に痛みのない健常者にもみられるものです。では、なぜ同じストレスがかかっているのに変形性膝関節症の方にのみ膝に痛みが現れてしまうのでしょうか?歩くときに膝に痛みが出ない方は、この膝にかかるストレスを最小化にするためのメカニズムが働き、ストレスを分散する事ができています。変形性膝関節症の方の場合、このストレスを最小化するためのメカニズムが破綻している事が考えられます。そのため、歩いている時に膝に痛みがある方には可能な限りストレスを最小化するためのメカニズムを正常に近づけることが必要であり、リハビリの目的にもなっていきます。
目次
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歩く事での膝の痛み
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膝に痛みがある人とない人の違い
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変形性膝関節症の歩き方の特徴
変形性膝関節症の方の歩き方にはいくつか特徴があります。
■つま先を外側に向けて歩く
■歩くスピードが遅くなる
■歩幅が狭くなる
■上半身を左右に大きく揺らして歩く
こういった歩き方をするのは先ほどお話しした膝の内側にかかるストレスを減らすための戦略でもあります。そのため、膝の変形が進んでしまっている方に対してこういった歩き方を修正してしまうのは痛みを増強させてしまう事に繋がる事もあるため、膝の変形を考慮する事はとても大切です。何でもかんでも修正して、正常に近づける事がいいという事ではありません。
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ストレスを減らすメカニズム
膝に加わるストレスを最小化するためのメカニズムは歩きの中で2つのポイントがあります。
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ストレスを減らすポイント1
ポイントの1つは歩行の中の「かかとがついたところから足の裏全体が地面につくまで」の部分です。この短い動きの中で膝から下が内側に捻じれる動きをし、その動きに合わせて太もも部分も内側へ捻じれていきます。そして骨盤は前方へと傾いていきます。膝から下、太もも部分どちらも内側へ捻じれていきますが、太ももに対して膝から下の方が内側へ捻じれる事で膝にある靭帯は張り、膝関節の安定性が上がります。安定性が増す事で膝にかかるストレスを最小限で止める事ができます。
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ストレスを減らすポイント2
ポイントの2つ目は足の裏全体がついた状態から片足立ちになる部分です。この時に片足立ちになっている足に重心を近づける動きが起こります。股関節と腰椎(背骨の腰部分)によって片足立ち側の足に近づけた上で体重を乗せる事が出来ます。重心を片足立ち側へ近づいていない状態で体重が乗ってしまうと、膝への負担が大きくなってしまうためこの動きはストレスを減らすためには重要なポイントです。
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メカニズムを機能させるために
膝に加わるストレスを最小化するためのメカニズムについて話をしてきました。このメカニズムがしっかりと機能して痛みなく歩くためにはかかとからついて歩くと言う動きが遂行される事が重要です。お話ししたポイントの1も2もかかとがつくことではじまる連鎖的な動きになります。そのため、かかとがつく環境が正常でなければストレスを最小化するためのメカニズムが働いてくれません。
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なぜかかとからつくことができないのか
変形性膝関節症の方がストレスを最小化するためのメカニズムが機能しない原因は「歩くスピード」と「膝が伸びきらない」の2つが考えられます。
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原因①【歩くスピード】
かかとをつくためには足首をしっかりと足の甲側へ反らす事が必要となりますが、この足首を反らした状態でかかとがつくためには推進力が必要なため、ある程度の歩行速度がなくてはいけません。
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原因②【膝が伸びきらない】
変形性膝関節症の方の場合、膝を伸ばしきる事が出来ず、曲がった状態の膝関節になっている方が多くみられます。膝が伸びきらない事での危険性に関しては何度かお話しています。【こちら】からページを飛んでもらって読んでいただけたらと思います。
膝が伸びきらない事で、足首が反らす事が出来ても、ある程度の歩行スピードで歩けても関節の構造上かかとからつく事が難しくなります。そうなるとメカニズムが機能するきっかけができず、膝へのストレスを減らす事が出来ず痛みに繋がってしまいます。
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膝の痛みに対するアプローチ(動画)
最後に膝の痛みに対するD.func.での施術の様子をご覧ください。今回は、途中でお話しした膝から下が内側に捻じれる事で膝の安定性を獲得するための施術動画になります。(かかとがつけるようになったとしても、この捻じれの動きがそもそも動かなければ、メカニズムが機能しなくなってしまいます。)
時間外の対応もご相談可能
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