四十肩や五十肩と呼ばれる肩の痛み、診断名として正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。
四十肩や五十肩で痛みに悩まれている方、以前痛みで悩まれていた方の中で1度は「痛くても動かさないと固まっちゃうよ」と言われた経験がある方は少なくないのではないでしょうか?この「動かさないと固まる」は本当なのかをこのページではお話していきます。その話をしていくためにまず、四十肩・五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎について知ってもらいたいと思います。
目次
四十肩や五十肩と呼ばれる肩の痛み、診断名として正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。
四十肩や五十肩で痛みに悩まれている方、以前痛みで悩まれていた方の中で1度は「痛くても動かさないと固まっちゃうよ」と言われた経験がある方は少なくないのではないでしょうか?この「動かさないと固まる」は本当なのかをこのページではお話していきます。その話をしていくためにまず、四十肩・五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎について知ってもらいたいと思います。
四十肩・五十肩は先にお話ししたように「肩関節周囲炎」と診断名がつきます。肩関節周りの炎症です。この炎症を落ち着かせない限り痛みが消える事がありません。
四十肩・五十肩は図の様に「炎症期」「拘縮期」「回復期」と経過を追って改善していきます。
炎症期は文字通り肩関節に炎症が起こっている時期を指します。この時期は痛みがとても強く、痛みのために動かせない、日常生活・仕事に支障が出ると言った問題が出てきます。この炎症期の時期には炎症を落ち着かせる事を最優先に取り組んでいく必要があります。そのため、この時期に痛みを我慢して動かす事は絶対にやめてください。炎症が落ち着かず、炎症期が長くなってしまい、痛い期間が長くなることに加え、その後の経過も悪くなってしまう危険があります。
炎症期の次に拘縮期と言う関節が固まる時期がやってきます。痛みは減っているのに肩が動かない、動かしにくいと感じる時期です。この時期は何をしても痛いではなく、動かした最後の方で痛みを自覚するのが特徴です。 また、動かせるけどズボンを履いた状態でベルトを通せないであったり、女性の場合下着のホックを止められないといった日常生活の動きの中で制限を感じる事が多くあります。
文字通り回復する時期です。痛み、動かしにくさがともに気にならない程度まで回復します。日常生活や仕事で支障が無くなっていればリハビリが終了となっていく時期になります。
今回のテーマである四十肩・五十肩で痛みがあるからと言って動かさないと固まっちゃうは本当なのか?という答えを出すのであれば、本当です。先にお話ししたように痛みの強い炎症期の後に関節が固まる拘縮期を経て改善していくという経過をたどるのが、四十肩・五十肩と言われる肩関節周囲炎の特徴です。
しかし、「痛いけど動かす」事がいい事か?と聞かれるとそれはダメな事です。四十肩・五十肩で痛みが辛いときは炎症が起こってることが考えられます。痛みが強いときに優先すべきは「痛い動きを避け、炎症を早く落ち着かせる」事です。痛い中で動かしてしまうと炎症は引いていくどころか強くなってしまう危険があります。炎症期の期間が長くなってしまう事で最初よりも状態が悪くなってしまい、治療期間が大きく延長してしまう事もあります。 「痛いときは無理をしない」「痛い動きは避ける」この事は徹底してください。
安静にする事が大切とお話ししましたが、何もしなくていい訳ではありません。炎症を押さえつつ、関節が固まってしまう事を最小限にとどめる事を炎症期に行っておくことで治療期間はぐっと短縮できます。
積極的に動かす必要はありませんし、痛みを我慢して動かす必要もありません。この事は次回の投稿で動画も踏まえご紹介します。
四十肩・五十肩で、夜眠ろうと布団に横になると強い痛みにより寝られないと言う事があります。これは夜間痛と呼ばれる痛みの1つです。夜間痛は肩の周辺の圧が高まっている事が原因であると考えられています。四十肩・五十肩では肩周りの圧は高まっている事が多く、その中で眠るときに腕の位置によって圧が更に高まってしまう事があり、結果強い痛みが出現してしまいます。
「痛い方の肩を下にした横向きの姿勢で寝ると痛い」と言う方が多くいます。この場合、この寝方をしないようにすることは簡単にできます。しかし、「仰向けでも痛い」という事も多くあります。仰向けでも痛みが強い場合はどうやって寝たらいいんだと困ってしまいますよね。仰向けで痛みが強く出てしまう場合、画像の様にタオルや枕を腕の下に置いてあげてください。
炎症があり痛みが強い時には炎症を抑える薬や注射に加えて、こういった寝方も気にかけてあげて、炎症の改善を促していく事も大切な事です。
「痛いからって動かさないと固まっちゃうよ」を鵜呑みにして痛みを我慢して肩を動かす事は危険です。 四十肩・五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎は「炎症期」「拘縮期」「回復期」と言う経過があります。それぞれの時期に適切な事をしていく事が大切です。
自己判断はせず今自分は何をすべきなのかを医師、担当セラピストとしっかり話しましょう。何もしない事に焦りや不安になる事もあると思いますが、「安静」もとても大事な治療アプローチです。
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