四十肩・五十肩は正式な病名としては「肩関節周囲炎」と呼ばれています。
平均年齢は四十肩・五十肩と呼ばれるだけあって53.4歳で、男女比は男性:女性=1.0:1.6と 女性の方が割合が多いと言われています。 何度も荷物を持ち上げなくてはいけない仕事や、デスクワークの方がなりやすいというのも特徴です。
両方の肩を同時に痛めることは稀で、肩関節周囲炎全体の20%ほどと言われいて、2回目以降の再発はほとんどないと言われています。
肩関節周囲炎は「なんらかの炎症により肩関節痛が生じ、次第に可動域制限が生じていき、疼痛が軽減して 拘縮だけが残り、そして拘縮も経過とともに改善していく」と言われています。つまり、明らかな誘因がないのに肩に痛みが出現します。
整形外科を受診しても画像上問題がないため 『「筋肉に問題なし」「石灰化なし」「骨折なし」「脱臼なし」「関節の変形なし」まあ歳相応だし四十肩・五十肩かな?』 と言う事になります。
明らかな誘因がないと言いますが、何かしらの軽微なダメージが肩に加わることで炎症が起こり、 細胞の増殖・蓄積・分化・生成ということが体内で反応として起こり、痛み・可動域制限に繋がっていきます。 肩をぶつけたなどの原因がないため、ある日突然痛くなったと言うのが四十肩・五十肩と言われる肩関節周囲炎の特徴です。