日常生活の中で何も考えることなく行っている「座る」「立つ」「歩く」などの動作には、実はバランスを維持するという事が必要となっています。バランス機能が低下してしまうという事は、立ち上がる時にバランスを崩してしまい、後ろに転倒してしまう事で「脊椎圧迫骨折」になってしまったり、歩いている時に転んでしまい「手や足を骨折してしまう」という事に繋がってしまいます。

バランス機能を評価する方法はいくつかあります。中には評価をするのに20分ほどの時間を必要とするものまであります。今回の投稿ではまずバランスとは?という事についてお話していきます。最後に簡単に行える片足立ちで行うバランス機能の検査方法をご紹介します。

  1. バランスに影響を与える情報

    バランス力

    バランスは、①視覚②前庭・迷路覚③体性感覚の3つが重要とされています。この3つの情報が統合される事によって、バランスの安定化を図る事ができます。

    ※言葉として聞きなじみのないものが多くあると思います。バランスを左右するものには3つあるんだなぐらいで思っていただければ大丈夫です。

    1. ①視覚

      視覚は環境を直接的に知覚できる有益な情報であり、体の水平性を感知する事で、バランスの安定性に貢献しています。

      幼児では視覚への依存度が高く、どんどんと視覚への依存度は減っていきますが、65歳以上になると幼児と同様に視覚への依存度が増すと言われています。

    2. ②前庭・迷路覚

      前庭機能は加齢とともに低下するため、高齢者のバランスの維持には視覚の依存度が増す傾向にあります。

    3. ③体性感覚

      体性感覚の情報は成人におけるバランスの安定性の維持に大きく関係しています。

      体性感覚とは触覚などの感覚や関節覚(ひじがどの程度曲がっているかなど)の事を言います。特に足の裏からの感覚は重心の位置情報を知るためにとても重要な感覚だという事がわかっています。

      加齢とともに足の裏の感覚は低下してしまうため、バランス機能は高齢者の方が悪くなってしまいます。

  2. バランスをとる戦略

    バランスの取り方

    バランスを保つための戦略が身体には備わっています。転ばないために姿勢を制御する方法として、足関節、股関節、ステッピングという3つの方法があります。

    1. 戦略①【足関節】

      じっと直立していたとしても足関節は常にわずかに動いています。これは立っている時にバランス保持するために、足関節が常に機能しているという事になります。

    2. 戦略②【股関節】

      立っている状態で電車やバスに乗っていて、動き出しの時や揺れた時など足関節だけでは支えきれないとき股関節を使ってその揺れに対応しようとします。

      不安定な床面ややクッションなどの上では足関節の機能が低下するため、股関節での戦略を使いやすくなります。

      高齢者になると、足関節での戦略を用いにくくなってしまうため、股関節での戦略が優位になる事があります。転ばないための戦略の1つではありますが、足関節に比べ動きが大きくなるため、タイミングに遅れが生じてしまいます。そのため足関節の戦略ではなく、股関節の戦略が優位になってしまうことで転倒のリスクは増えてしまいます。

    3. 戦略③【ステッピング】

      足関節および股関節の戦略だけではバランスを保つことができない場合、ステッピング戦略を用います。電車が急停車したときなど、とっさに一歩が出る事がこの戦略です。この戦略が転ばないための最後の手段になります。

  3. バランス戦略の異常

    先にもお話ししたように、高齢者では足関節の戦略よりも股関節の戦略を使う傾向があります。これが転倒の一要因になっています。また、足の筋力低下がある場合にも、足関節戦略でバランスを保つことが不十分になってしまうために、立っている時にも股関節の戦略を用いる事があります。こういった面からもある程度の筋力は必要であり、筋力とバランスには関係性があることがわかります。

  4. バランス機能の検査

    1. 片脚立位保持時間

      今回紹介するバランスの検査は【片脚立位保持時間】です。

      簡単に言えば片足立ちで何秒耐えられるかです。片脚立位保持時間の測定は簡便なバランス能力の検査方法になるので一度挑戦してみてください。

    2. 片脚立位保持時間のやり方

      ☐両手を腰に当てて、片脚を5㎝程度上げている時間を測定

      ☐左右2回測定(開眼・閉眼と行うので計8回)し、開眼・閉眼のそれぞれ最もいいタイムを記録

      ☐測定は120秒を上限とする


      ストップウォッチを止める条件

      ①上げた足がついた時

      ②支持している足がズレた時

      ③腰から手が離れた時

      ④上げている足が反対の足についた時

      はバランスが崩れたとみなし測定終了

    3. 検査結果の見方

      開眼片脚立位では20秒以下

      閉眼片脚立位では5秒以下で転倒リスクが高まる



      20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳代
      開眼 119.5 118.6 110.1 101.6 62.6 35.5 9.0
      閉眼 79.0 61.4 55.4 36.6 27.3 15.7 3.0

      各年代の平均値(秒)

  5. 片脚立位保持時間のやり方(動画)

    最後にやり方を動画でまとめました。

    文章だけではわかりづらい部分も動画を見ながら正しくやってみてください。

    ※実際に行う場合は安全に配慮し、無理をして転倒しないよう注意してください

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