「腰が痛い」「肩がこる」と言った症状でお悩みの方の多くが

「姿勢が悪いのが原因なんだと思うんですけど」と話をしてくれます。

もちろん姿勢が崩れている事で体への負担が大きくなり痛みとして症状が出現する事はあります。

多くの方が猫背で姿勢が悪いというイメージを持たれていると思います。

なぜ猫背がいけないのか、今回は1つの筋肉【腰方形筋(ようほうけいきん)】に着目をしてお話をしていきます。

  1. 腰方形筋ってどんな筋肉?

    腰方形筋

    腰方形筋は骨盤から肋骨・腰椎(腰部分の背骨)に付着している筋肉です。この筋肉はかなりの厚さがあり、動きとしては腰を反らす働きと、体を横に倒す働きのある筋肉です。そしてもう一つ重要な働きが腰椎を安定させることです。背骨を安定させるための筋肉は他にもありますが、腰方形筋は筋肉の走行から特に腰椎の安定性に優れていると考えられます。

    腰方形筋がうまく機能していないと不安定な腰になってしまうため、腰痛として痛みが出現してしまいます。特に立ち上がる時や、歩きはじめに腰痛を自覚する場合は、腰方形筋の機能低下が疑われます。

    次に猫背と腰方形筋の関係についてお話していきます。

  2. 猫背だと腰方形筋にどんな影響があるのか

    1. 猫背により背骨が不安定になる

      背骨

      猫背になると背骨が全体的に後ろに凸のカーブを作ってしまいます。背骨は本来S字のカーブをしていて腰の部分では前に凸のカーブを形成しています。しかし、猫背の様に姿勢不良になることでこの腰部分のカーブも無くなってしまいます。こういった姿勢となる事で腹圧が高まりにくいといった問題がありますが、今回はそういた話は入れず、腰方形筋にどういった影響が起こるのかを話していきます。

      腰方形筋には背骨を安定させる働いがあると言う話をしました。猫背になる事でこの【安定性】が得られずらい環境になってしまいます。

    2. 猫背により肋骨に影響が出る

      腰方形筋の話をすると言いながら、少し肋骨の話をします。肋骨は片側に12本、左右あわせて24本あります。

      猫背になると肋骨、特に下の方の肋骨は外側へ広がる方向へとズレていきます。外側にズレてしまう事で困ったことが起きます。それは腰方形筋が機能しにくくなってしまうという事です。腰方形筋は一番下にある12番目の肋骨に付着しています。肋骨は外側へと広がってしまうと肋骨自体の固定性が弱くなることになります。腰方形筋が付着する土台となる肋骨の固定が弱くなってしまうことで、腰方形筋は力を発揮しにくくなります。何か物を引っ張る時に不安定な場所よりも、安定した場所の方が力が出しやすいですよね。結果、腰方形筋自体には問題が無くても、力が100%出し切れない事で背骨の安定性は得られず、腰痛と言ったようにどこかに痛みが発生しやすくなってしまいます。

  3. 猫背に対して意識する事

    猫背を治そうと思っても気づいたら猫背になっていませんか?どれだけ意識していても難しいものです。少し考え方を変えて、1日のうち猫背の時間を少しでも短くすると言う考え方をしましょう。猫背など悪い姿勢によって筋肉は伸ばされる、または縮んでいる事になります。その筋肉にとって良くない時間を少しずつ短くしていきましょう。そのためにはいい姿勢を知って、気づいた時にその姿勢を心がけるようにしましょう。

    1. 立ち姿勢は5点をつなぐ

      良い立ち姿勢

      良い立ち姿勢とは、【耳たぶ】【肩の中心】【股関節】【膝関節】【外くるぶし】この5つが一直線上に位置している状態です。スマートフォンの普及により頭が前方へ出てしまい、耳たぶが線からズレている人は多くいます。頭が前へ出てしまう事も猫背に繋がる原因の1つです。

    2. 座っている時は背もたれを使う

      座っている状態でいい姿勢を取ろうとすると、ほとんどの方が背もたれから背中を浮かした座り姿勢を取ります。確かに見た目は美しいですが、これは就職面接などとても大切な場面で行ってください。デスクワーカーの方の様に多くの時間を椅子に座って過ごされる方は是非背もたれを使用してください。ただ、浅く座って背もたれによりかかるのはNGです。深く腰掛け、背中を背もたれに預け、わずかに腰を反った状態が理想的な座り方です。更に言えば、股関節と膝関節が同じ高さにあり、両足の裏が床に着いている事が望ましいです。

  4. 腰方形筋を働きやすくするために(動画)

    腰方形筋の機能を発揮しやすくするための運動をお伝えします。お話ししたように肋骨が広がってしまう事で機能しにくくなり、背骨の安定性が無くなってしまいます。最後に肋骨の広がりを抑える運動をご紹介します。

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