1. アプローチ方法は多様

    身体の不調に対するアプローチ方法は様々あります。想像しやすいもので言えばストレッチや筋力トレーニングが考えやすいでしょう。他にも物理療法と言って熱や電気を与える事で改善を促す方法も実際に受けたことのある方は多くいらっしゃると思います。同じ物理療法の温熱療法で熱を与えてアプローチしていく方法もいくつかの方法がありどの温熱方法を用いるのか、さらにどういったアプローチを加えていくかと考えていくと「肩が痛くて動かせない」という症状に対しても何通りものアプローチ方法があります。

    D.func.では様々なアプローチ方法の中でも徒手でのアプローチの際に筋肉の特性を用いて可動域の改善や身体の筋バランスを整えていく事を行います。この筋肉の特性についてお話をしていきたいと思います。

  2. D.func.が施術で用いる筋肉の特性

    施術風景

    D.func.の施術の中で筋肉の抑制という特性を使って改善を促しています。抑制と言うのは簡単に言うと筋肉を働かせることで緩ませるというものです。この抑制にもいくつか種類があります。抑制について1つずつ説明していきます。

    1. Ⅰa抑制

      相反神経抑制ともいい、ある筋肉が収縮するとき、その反対の働きをする筋肉が緩むものです。この筋肉の特徴があるため関節を動かすときにスムーズな動きをすることができます。

      ひじを曲げようとする時、ひじを曲げるための筋肉(上腕二頭筋)が縮こまるように収縮するとき、反対のひじを伸ばすための筋肉(上腕三頭筋)は緩むことでスムーズにひじを曲げる事ができます。

      もしある筋肉が継続的に収縮してしまっている状態になってしまっていると、反対の働きのある筋肉には抑制の(緩む)指令が入ってしまうため、力を入れにくくなってしまいます。

      例えば、腰痛の人が「腹筋を鍛えてください」と言われても、背中の筋肉が力が抜けない状態であれば、なかなかお腹の筋肉を働かせることは難しくなります。この場合、先に背中の筋肉を緩めてあげた後に、お腹の筋肉のトレーニングをしてあげることでトレーニングの効果を得やすくなります。

    2. Ⅰb抑制

      自原性抑制とも言い、筋と腱の移行部にあるゴルジ腱器官というものが「筋肉が伸ばされたよー」と筋肉が伸ばされたことを感じ取り、筋肉が緩むという反応です。ゴルジ腱器官が反応することでその筋肉が緩むという特性があります。

      この抑制がある事で筋肉が伸ばされたときに筋肉が傷つくことを防いでくれています。

      これを施術の中で用いる場合は、筋肉と腱の移行部に対してアプローチをしていきたいので、等尺性収縮と言い関節が動かないように固定した中で筋肉を収縮する事でこの抑制を用います。

    3. 反回抑制

      これは筋肉を短くしたポジションの中で筋肉を収縮させることで筋肉が緩むと言う筋肉の特性です。筋肉は伸び縮みする組織です。その中で最も縮んだ状態の中で筋肉を働かせるため、施術を受ける側は力の入れにくさを感じるアプローチ方法です。D.func.では肩関節へのアプローチでこの抑制を用いた施術を良く行います。

  3. 筋肉が硬いとなぜいけない?

    筋肉

    抑制を用いる事で筋肉の状態を改善し、機能の改善を図ります。ではなぜ筋肉が硬いといけないのでしょうか? 筋肉が硬い事で痛みを発する事もありますが、筋肉が硬い部位とは違う部位に痛みが現れる事もあります。 特に肩関節や股関節に多く見られますが、筋肉が硬いことで関節の動きにズレが生じてしまうために痛みに繋がる事があります。例えば肩関節の下に位置している筋肉が硬かった場合どういったズレが生じるかと言うと、下が硬いために肩関節は上に押し上げられるようにズレてしまいます。その結果痛みは肩関節の上側に出現します。しかし、この場合痛みのある部位にどれだけアプローチをしても根本的な改善にはなりません。関節がズレてしまう原因である下の筋肉へのアプローチが必要不可欠になります。

    この時にお話してきた抑制を用いて筋肉の状態を元の状態に戻してあげる事で肩を動かしたときに肩関節がズレてしまうという問題を改善していきます。

  4. マッサージではいけないのか?

    マッサージ

    筋肉が凝り固まっているのであればマッサージでほぐせばいいんだと考える方もいらっしゃると思います。マッサージがいけないという事はありません。マッサージによる指圧でも筋肉を緩ませることも可能です。しかし、私が考えるのはただ緩ませればいいという訳ではないという事です。症状に対して緩ませるべきではない部分ももちろんあります。そこを「ここ凝っていますね。入念にほぐしておきますね」と言うのは症状を進行させてしまう危険もあります。

    マッサージがダメなのではなく、しっかりとした評価の上で必要な部分にマッサージを行う事が重要という事です。これはあくまでも腰痛や肩こりなど症状がある方にはマッサージを受けるだけという事はお勧めしないという事です。「自分へのご褒美に」「忙しすぎるから全身の疲れを取りたい」などのリラクゼーション目的でマッサージを受ける事は良いことだと思います。腰痛などの症状で悩まれているのであればしっかりと評価を受けて、必要な施術を受ける事を考えてみてください。

  5. 固まってしまった部位に対するアプローチ

    痛みがあって動かせない期間が長かったり、ギプス固定の期間が長くなってしまった場合身体の組織には変化が起こってしまっています。この時の変化をとても簡単に言うと【くっついてしまっている】という事です。この事については「筋膜リリースって何?当院での四十肩・五十肩へのアプローチ」で少し詳しくお話しています。こちらも読んでみてください。

    固まっている状態の場合、固まってしまっている原因のコラーゲン線維へのアプローチが必要になってきます。そのアプローチが【振動】を加えると言う事をします。振動を加えコラーゲン線維の状態が改善した後、お話してきた筋肉の抑制を用いて機能改善を目指していきます。

  6. D.func.でのアプローチ(動画)

    最後にD.func.で行っている筋肉の特性を活かしたアプローチの様子をご覧ください。

    今回は腰部脊柱管狭窄症に対する施術にて抑制を用いたアプローチを行っています。

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