肩こりの定義は明確ではなく「頸より肩甲部にかけての筋緊張感(こり感)、重圧感、および鈍痛などの総称」と言われていたりします。
肩こりには、眼科、耳鼻科、歯科、内果などの疾患に由来する「症候性肩こり」が一部にはみられます。
しかし多くの場合明らかな病因を指摘できない「原発性肩こり」であると言われています。
【肩こりの特徴】
・肩こりの有訴率は40~85%という報告が多い
・性差については女性の方が男性に比べて1.3~1.5倍多いとする報告が多い
・肩こりは思春期頃から増加し始め、30~50代に最も多くなり、高齢になるに従い減少する
【肩こりの原因】
・頸椎椎間板の不安定性
・交感神経の局所的緊張亢進
・頸椎の異常な動揺性
・筋肉の血行障害
・不良姿勢による筋肉の持続的な緊張
・心理的な緊張 などが挙げられます
そんな肩こりは日本人に特有のものとする見解も多いんです。欧米には肩こりという概念が存在しないと言われていたりします。